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【下山明彦くん パスホルダーインタビュー】 「1、2年生こそインターンすべき」2017年春インターン1位の東大生が語る!

学生人気No.1インターンシップの株式会社ワークスアプリケーションズ(以下WAP)。約1か月のインターンシップで好成績を収めた学生には、入社パス(※)が与えられます。

※入社パス
WAPのインターンシップで、高いアウトプットおよびそれに至るプロセスとを高く評価されて修了した学生に与えられる権利で、WAPの創業経営者である牧野正幸が2002年に考案した制度。 入社パス取得時に在籍している教育機関卒業後の3年間(2017年9月現在)なら、WAPへの入社権利をいつでも行使できる。 WAPの採用部門から専任担当が付き、充実したキャリアサポートも受けられ、新卒で行使する以外に 起業や留学など、さまざまなチャレンジに3年間を費やすことが可能。

 

しかし、実はそれだけではありません。好成績のなかでも特に優秀な成績を収めた学生には、GATE to Disruptor(※)への参加権が与えられるのです。

※GATE to Disruptor
WAPが、インターンシップ参加後のさらなる能力開発の機会として提供するプログラムのこと。世界を代表するビジネスリーダーとのプライベートセッション等を通じて、グローバルビジネスの動向やトップリーダーの思考を学び、考える機会を学生に提供することで、世界に通じるビジネスリーダーへのキャリア形成を支援する。
 

 

「パスホルダーインタビュー」と称するPPP(※)本企画では、WAPインターンシップで入社パスを獲得した「パスホルダー」たちにお話を聞いていきます。

※PPP
Pass-holders' Peaking Project の略。2016年卒世代に立ち上がり、2017年世代から本格的な取り組みを開始されたプロジェクトのこと。
「自ら考え、セルフモチベートしながらチャレンジする」
というWAP共通の仕事のスタンスを、ワークスのリソース(同期の仲間含め)を 活用するようなプロジェクトをモチーフとし、入社までの期間で企画・実行する活動のこと。

 

今回インタビューするのは、2017年3月にあった春のインターンシップで弱冠1年生ながら最優秀賞を受賞&GATE to Disruptorへの参加権を手に入れ、人事の度肝を抜いた下山明彦くん。

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現在、東京大学文科一類2年生。一体どんな人なのでしょうか。

 

厳しい選考をくぐり抜けた参加者たちに差をつけトップで修了したのですから、余裕で課題をこなしたのかなとわれわれは思っていました。しかし、インターンシップ最初のミッションは、なんと最低評価からのスタートだったといいます。

 

なぜ彼は「勝てた」のか?

 

1年生で応募した理由は?

これから何を成し遂げようとしているのか?

 

そして、下山くんが語る「低学年インターンのすすめ」とは?

 

「自分の力ってどんなもんだろう」と気になっている人、

我こそはぜひGATE to Disruptorへ!という人、必見です。

これまでの大学生活 
1年半で留学から起業まで

——ではまず、現在までの大学生活をどう過ごしてきたのか、簡単に教えてください。

ごくシンプルに、時系列っぽく説明すると、こんな感じです。

1年時、「このまま2年生に進学するのはなんか違うな」

→ 世界を見るために留学を、と休学。しかしお金がない。

→ 文科省の「トビタテ!留学JAPAN」プログラムに応募し、その奨学金で留学。フィリピン&インドへ。教育ボランティア、インターンシップ、そしてなぜか瞑想修行(in インド)を経て帰国。

→ 教育をテーマにビジコンに出る。優勝できた。

→ 起業したい。その前に少しでも実務を修行しておこう。

→ WAPインターンシップ参加。最優秀賞がもらえた。

→ 2年生のうちはちゃんと勉強しよう。しかし、仕送りが止まり、お金がない。

→ 食いつなぐために投資だ!

→ なんとか生活費を稼ぐ。「意外といけるやん」と投資コンテストに出場、パフォーマンス部門で全国一位に。

→ 仮想通貨メディアで起業。

っていうのが今までの流れです。

 

——もう、ハチャメチャですね。

しかも、休学したのが2016年の4月からだから、これ全部1年半の出来事なんですよね。

 そうですね。前会った時とやってることが全然違うってよく言われます…。

 

——すごいスピード…

インターンシップには「1位」を獲りにいった

——そもそも、どういった経緯でWAPのインターンシップに応募しようと思ったんですか?

 同じゼミで、かつ同じ学生団体に所属した先輩がいて、その方が2年生の春にWAPのインターンシップで1位を獲られたんです。その後、WAPインターンシップの紹介で、先輩が「すごい学生!」という感じで載っていて。「じゃ、僕もこういう感じ欲しいな」と腕試しで応募しました。

 

——「実績」を獲りにいったんですね。

 そうですね。すでにビジコンでは結果を残していたんですが、ビジコンってコンセプトを語ることが最重要。加えて、パワポを作るのがうまいとか、プレゼンがうまいとか、ロジックで語れるとか、ビジネスモデルが作れるとか、そういった能力はビジコンで証明できます。

 

 ただ、「具体的な力」があることを示すのが難しい面もありますよね。例えば、プログラミングができる、実務ができるという能力はビジコンではカバーしていない。そう思った時、抽象的なモデル、概念を掲げる部分と実務的なスキルの部分、その両方を備えることが証明できる「手っ取り早いライセンス」ってないいかなあと。それはWAPのインターンシップかもしれないと考え、参加を決めました。

 

——実際にインターンシップが始まってみてどうでしたか?

 今思えば生意気なんですけど、1位だった先輩ありきでのスタートだったので、「絶対1位じゃないと!」っていう気持ちでした。むやみにハードルを上げてたので、本当にキツかったですね。それに、実はインターンシップが始まった最初、D評価(4段階評価のうち最低評価)だったんです。それでもう「Dなんだ…」って。ショックを受けました。

 

——キツかったのは課題そのものではないんですね。

 そうです。最優秀を取らなきゃっていうプレッシャーです。当時の自分の中では必然だったんですけど(笑)。ただ、プログラミングについては、本当に苦労しました。文系だったこともあり初めてやることでしたから。それでも今、できないなりのやり方でごまかしきれたかなと達成感もあります。

 

——D評価からのスタートにもかかわらず、下山くんが1位をとれた秘訣は何だったと思いますか?

  単純に「ディスラプター(※)になりたい」ってめっちゃ言ったことですかね。で、その上でそれ相応のアウトプットを出すことだと思います。本当にありえないくらい何度も言ってたんです、社員の方々に。ヘンな奴って思われてたかもしれません。


 1つ目のミッションで(※約1か月のインターンシップ中に3つのミッションがありました)D評価をとった時、敗因は「自分の力不足にも加え、評価する方々とのコミュニケーション不足もあるな」と思って。2回目からは社員の方に「マジでディスラプターになりたい」って必死に伝え、しかも日報にも延々と書いて、そうするためにはどうしたらよいかを考えて、自分なりに着実に実行していきました。そんな姿勢を愚直に見せ続けたのがよかったのかなあって、今、思います。

 

※ディスラプター
経済のボーダレス化の進行やAI(人工知能)の発達により、産業構造や働く環境が大きく変化する中、新たな価値を生み出すために世界を視野にビジネスを切り拓くことができるイノベーター人材(Disruptor/創造的破壊者)のこと。下山くんの参加した2016年度のインターンシップでは、成績優秀者にディスラプターの称号が与えられた。

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 ビジコンにも共通した面があって、審査員に熱を伝えることが大事なのではないかと思います。どれくらい勝ちたいのか、勝ってそのプランをどれほどやりたいのか、それをいかに本気で伝えるか。ふつうビジコンではビジネスプランをちゃんと考えることに重点を置きますよね。でもそこで終わらずに、審査員にとって「勝ち負けを揺るがす個々人の基準」は何なのかというレベルまで、突きつめていくのが大事だったりするのかなと。


 より効率的、効果的に理解してもらうには、相手を知ることも大事なはず。その人のバックグラウンドや思考形態を少しでも把握し、戦略的に物事を進めていくというのは、相手が人間の場合、相当に大事。そんな考え方は、僕が社会に出た際にも大きな力になると思うんです。まあ、もう起業しちゃったので、デビューしてはいるんですけど。


 ただ、結局、理詰めだけでもダメなんです。「勝ちたい」という生々しい感情があってこそ、前に進めたっていう部分は大きいし、僕を支えてくれたのかなとも。

 

——ロジックだけではなく、感情があってこそのインターンシップ1位だったんですね。

 いや、あんまり言いたくないんですけど、すごい負けず嫌いなんですよね、実は。最優秀賞の発表で名前を呼ばれた瞬間、僕めっちゃ叫んだんです。「よっしゃ!」って。次に名前を呼ばれた方は無言。その後30人くらい入社パス獲得者の発表があったのですが、そのまま何にも言わない流れが続いたんです。

 

 結局、「何なん、最初の人?」という感じになって、あれは恥ずかしかったです。おまけに僕、若干運動部みたいな喜び方して、机とか叩いてましたから。

——想像できない(笑)。

 WAPインターンシップは1、2年生にこそ行ってほしい

 

——下山くんは1年生で参加していますが、WAPインターンシップはどんな人にオススメできると思いますか?

 

 インターンシップって就活中の3年生のものというイメージがありますが、WAPインターンシップは約1か月のコミットが求められるので、時間に余裕のある1、2年生に勧めますね。そして何より学年の制限がないので、低学年のうちに参加して入社パスを持っておくというのはアリだと思います。「本音は3年生だけ対象」というものがおそらく大半な中、貴重な場だと思うんですよね。

 

 ヘンな言い方ですけど、「負けたほうがいい、それも貴重な経験だよ」と伝えたいです。プライド高めな人たち、特に東大生にはですね。WAPって東大生の割合が少なくない割に、東大生が勝つわけではないですよね。実際、ディスラプターや最優秀賞に東大生はほとんどいないですし。それを味わっておいたほうがいいかなと。受験というフィールドでは勝ってきたわけですが、WAPではそれが通用しないかもしれない。負けたとしても、自分がどういう点で評価されないのかを測るひとつの指針になりますし、勝つなら勝つで自信やスキルセットが手に入る。

 

 そして、WAPインターンシップの良いところは一発勝負ではないこと。ビジコンはほとんど一発勝負ですが、WAPでは僕のように最初がD評価でも2回目のミッションで勝負できる。社員の方とレビューを重ねるなかで、その都度修正をかけられるんです。これが頭の体操になると思います。

 現在とくにやりたいこともないけれど自分の実力を確かめたい、という人にもいいですね。すでに何かやりたいことがあるのであれば、まずそれを披露すればいい。ただ、割と多いのは、「よくわからんけどある程度自分に自信がある。でもそれがホンモノなのかわからない」みたいな後輩たち。僕もそうだったかもしれない。そういう人にはこのインターンシップをお勧めしますね。

 

——本当に自分が「デキる」のか、インターンシップで検証するわけですね。

でも、インターンシップで評価された/されなかったからといって、その人が「優秀である/ない」とは限らないですよね。それはあくまでWAPの基準であって。

 まったくその通りだと思います。「なにが優秀か」なんて、属するコミュニティ次第ですから。例えば心を打つ文章や優秀な論文を書ける人、そしてスポーツがめっちゃできる人がWAPでそれほど評価されないこともあるかもしれないですよね。何かにすごく秀でているからといって、他の場面で等しく評価されるとは限らない。

 であれば逆に、そこに僕の生きる場所があるのかなと。僕は正直、小器用と評されるタイプだと思うんです。その分、どこでも合わせていけるのだと考えています。まだ21歳ですからまるで若造ですが、多少の「峠」は乗り越えてきた。その能力がインターンシップでも生きたのかなって。

 

——その場の評価基準に合わせられる、ということですか。

 目の前の課題をクリアするには? 勝つには、1位になるには? 僕、そんな「要素分解」する力が、わりとあると思うんです。それがいろんな場面で活きてきた気がします。

 

 インターンシップもビジコンも投資も、求められるものはそれぞれ違いますよね。「どうやったら勝てるか」を要素分解するのが得意だったから、僕は今のところやってこれたのだと。みんなが経験した受験勉強も同じで、おそらく受験で勝つ人には「学力が高いから受かる人」と「この『壁』を乗り越える要素分解がうまいから受かる人」の2種類がいるのだと思います。たぶん僕は後者です。

 WAPインターンシップにしてもそうだと思います。ディスラプターって、その歩みは意外とみんなバラバラ。起業してる人、投資家、服を売って稼いでる人、あと大道芸人やってる人…。よくわかんない方が多くて(笑)。

 

 もしかしたら、その方々は「要素分解」がうまかったんじゃないですかね。人生のその折々に求められているものを分析して、やるべきことを着実にこなしていく。そんな頭の使い方と「熱」の出し方ができることを、WAPで評価された…。僕はそう思うんです。

 

——なるほど。ディスラプターに共通しているのは、求められているものを把握して、環境に自分を適応させていく能力なのではないか、と。

 決して迎合がいいとは思いません。最後に自分を動かすのは、自分の信念でしょうから。でも、一方で僕らはまだまだ未熟です。そこを認め、その場にアジャストできる人かな。バランス感覚が必要なんでしょうね。

 

——WAPインターンシップでは、「アジャスト力」が試されているのかもしれないですね。インターンシップを終えてみて、プログラムのなかで「これはタメになったな」と思うものはありましたか?

 入社パスをいただくと、最後に社員さんからフィードバック面談をしてもらえます。これはすごくありがたかったですね。

 

 僕の担当は、オックスフォード大学からWAPに入ったっていう方でした。正直、凄い肩書きですし、能力もびっくり。そんな方に1か月も自分を見つめていただき、僕の性格やこれまでの動向を把握してもらったうえでさらにアドバイスって、いやこんなビッグチャンスはないですよね。そのころは教育系で起業しようかと考え、迷っていたので、話を聞いてもらえてすごく助かりました。

選ばれし者が集う、シリコンバレー

——最優秀賞ということは、GTDへの参加権を獲得しているんですよね。シリコンバレーはどうでしたか?

 めっちゃ楽しかったです。軽いけど(笑)。

 あっ、シリコンバレーから帰国した日、起業すること決めたんですよ、僕。

 

——えっ。またすごいテンポですね。

 空港からそのままスーツケースを持って、友だちに会ったんです。そうしたら彼、「今、こんなことをやりたい」と仮想通貨メディア立ち上げの話を持ちかけてきまして。「じゃあやるか」って。これが1か月前の話ですね。(取材日は2017年10月16日)

 本当にタイムリーだったんです。シリコンバレーって、それもWAPが用意してくださったものってめっちゃ刺激的じゃないですか。そりゃ、「ちょっとやってみるか」ってテンションになっちゃって。これがもし1週間ズレていたら断っていたかもしれないなと、今、たまに思います。

 

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  シリコンバレーで会ったディスラプター仲間も今、一緒に働いてくれていたり。その仲間はプログラミングに長けていて、かつ起業経験もあるので、とてもありがたく助かっています。WAPでの出会いが次につながっていますね。

 

——下山くんが参加した今年9月のGTDのプログラムでは、青色発光ダイオードの開発でノーベル物理学賞を受賞した中村修二教授にお会いする機会があったとか。うらやましい限りですが、シリコンバレーではどんな刺激をもらったんですか?

 「リスクって、細分化したら意外とリスクじゃないな」と。さまざまなジャンルの方々の話を聞く中で、「最悪、失敗してもなんとかなる。やるなら今だろ」って算段と覚悟が芽生えましたね。

 

 たとえば、日本人の起業家の方。「大学卒業してすぐシリコンバレーに渡り、英語もあまりできないなかで試行錯誤した結果、今はうまくいっている」とおっしゃる。その方いわく、「大学生がシリコンバレーに行き、ワンルームを借りる。2段ベッドすし詰めでシェアハウスして、自分の信じることをやるだけで、月100万ぐらい儲かる」と。いや、もちろん簡単じゃないのはわかっていますし、リスクはあるでしょう。でも、そんなスモールビジネスを回して大きくすることって、僕たちにもできるんじゃないかって思えて。「最悪そうすればいいや」と気が楽になりました。

 

 もし僕が社会人になっていたら、今の仮想通貨メディア立ち上げという事業をやっていないかもしれない。大学生っていう立場だからこそリスクを取るという選択ができるし、大学生だからこそ、「なんだか変わった東大生がめっちゃ人を集めている」と珍しがって、なかなか会えない人にも会ってもらえたりする。ネットも活用するわけですからさまざまなリスクはあるでしょうが、まあ、肚を決めればいいことですから。

 

 反対にメリットは多大なわけです。夢を言えば1000億円企業になるかもしれないし、事業売却をしたとして億円単位になるかもしれない。学食でもう一品増やすかどうかで迷ってきた僕にとっては眩しすぎました(笑)。そして何より、毎日が刺激的で面白すぎる。めっちゃ充実してます。そう考えると、ここでリスクを取ることは全然たいしたことではないですよね。むしろ、リスクを取らないことの方がリスクかなと思いました。

——「今リスクを取らない方がリスク」。スタートアップの本場、シリコンバレーらしい気づきですね。

 下山明彦流Works Way

——WAPインターンシップを経て学んだことはありますか?

 Works Way(※)の他責NG(※)とか、「確かにそうだな」と思いますね。

※Works Way
2004年に体系化されたWAPの行動指針。他責NG・なぜなぜ思考・コンティンジェンシープラン・ブレークスルー・ヒューマンスキルの5つから成る。

 

※他責NG
「誰かの〜」「何かの〜」「時間の〜」という条件のせいにしない仕事の姿勢のこと。

 

——他責NGとかなぜなぜ思考(※)って、WAP以前にすでに自分で実践していたものですか?それとも新しい発想でしたか?

※なぜなぜ思考
ワークスアプリケーションズにおける行動指針の1つ。問題の「本質」「事実」「目的」を明らかにする方法のこと。

 

 「なぜなぜ思考」はもともとやってたかなと思いますが、他責NGは全くですね。僕、けっこう他責するんですよ(笑)。グループワークとかで睡眠時間が削られてくると、すぐ他責しちゃうタイプだったんです。それはよくないなと反省しました。

 

 実際に仲間と一緒に働いてみて思うんです。例えば少し仕事が遅い人がいたとして、それをその人のせいにして何が解決するのか。他責でストレスが解消できても、もしそれで会社が潰れたらどうしようもないですよね。マニュアルをもっとわかりやすく作り、マニュアルがちゃんと理解できるような仕事の設計にすれば回避できるかもしれない。そんな風に考える癖はつきましたね。

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——なぜなぜ思考に関しては?

 なぜなぜ思考については、よく「なんで生きてるんだろう」とか考えるんですよ、中学生のころから。どうせ死ぬのになんで今頑張っているんだろう、とか。死生学とかに興味があるから、そんななぜなぜ思考はやっちゃいがち。

 

 でも、目の前にミッションがあるときとか仕事の際は違います。「Why」というよりは、「How」ですかね。僕はよく「負けスジをつぶす」っていう表現を使うんですけど。

 

 たとえば「僕がディスラプターになれないとしたらどういう負けスジがあるんだろう」と。全部洗い出して全部つぶしたら、理論上勝てることになりますよね。こういうことをビジコンなどでもやっていました。僕なりの捉えでは、なぜなぜ思考に近いかなと。

——「なぜ負けるか」をなぜなぜしていくんですね。

 そうです。たとえばそこで求められる能力に劣っているかもしれないし、極端に言えば社員の方が僕のことを個人的に嫌いだからかもしれない。レビューの際の10分という時間の使い方が間違っていたかもしれないし、よく使われた「圧倒的なメリット」という言葉を取り違えているかもしれない。これを1つずつ潰していくんです。それが僕のやり方ですね。

——そこまでいろいろ考え、可能性やリスクをカバーしていったからこそ、1位を獲得できたんですね。うーん…(唸る)

「仮想通貨メディアで起業」とは一体?

——現在「仮想通貨メディア」を立ち上げているということですが、具体的には?

 東大生を中心にした学生たちで、仮想通貨の情報に特化したSEOメディアを作っています。Googleアルゴリズムを利用して、「仮想通貨」と検索すると1番に出てくるような日本No.1のメディアを作ること。それが、僕たちの1年以内に達成したい目標です。いま、仮想通貨に興味のあるインターン生を募っていて、すでに50人くらい応募がきているんですが、まだまだ募集中です。

 

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 ゆくゆくは「メディアを持っていて、仮想通貨にすごく詳しい若者たち」としてのポジション。これ自体がアセットになると思うんです。たとえば今ICOっていうIPOの仮想通貨版のようなものが資金調達方法として流行っているんですが、これに対するコンサルティングをするとか。ある程度メディアで成功すれば、投資のコンテストで結果を収めたということも活かしながらファンドを作ってみるとか、選択肢が広がっていくと思います。

——(WAP流にお聞きしますが)下山くんのところでインターンをするメリットはなんですか? 

 提供できるポイントとしてはまず、仮想通貨に詳しくなれるということです。仮想通貨の可能性は凄いと思っています。これから金融業界を目指す際にマーケットバリューが高まると思いますし、単純に投資で利益を出すこともできるのではないかと。実際に僕はできていますしね。仮想通貨でお金稼ぎたいっていう人も、真面目に働いてくれるのであれば全然ウェルカムです。僕が買ってる銘柄、教えてもいいよ、みたいな(笑)。まあ、投資に限れば、もちろん応分のリスクはあるわけですけども。

 

 あとは、SEOメディアに詳しくなれるということと、本当にスピード感のある事業立ち上げを経験できるということかな。僕、まだ会社を始めてから二週間くらいしか経っていないんです(10月16日現在)。でも実際に50人の学生が集まってチームを作ってやっているというのは、かなり勢いがあるのかなと思います。

 

——では、どんな人に来て欲しいですか?

 仮想通貨を面白いと思う人ですね。仮想通貨の仕組みを知って感動する人っているんです。未来を変えうるんだって。そこはもちろん僕もなんですけど。そんな仲間は、楽しみながら仮想通貨の記事を書いてくれるんです。「今ある通貨がディスラプトされることがありうるんだ」っていうのを体感する、良い機会になるんじゃないかなと。

 もう1つは、単純にコミット時間ですね。週20時間以上できる人。その辺りは、応募してくださった時点でお話しします。

 

——最後に、下山くんが目指している組織の理想像と直近の目標を教えてください。

 年内には、仮想通貨界隈でざわざわされるぐらいのメディアになりたいです。僕たちは普通のSEOメディアをやってる企業より持っている手札が多いのかな。たとえば東大生という属性、特性がありますよね。メディアに取り上げられやすいとかという面もありますし、それ以外にも投資運用やエンジニアリングのスキルを持った人も会社にいるんですよ。

 

 そういう手札をうまく使っていって、徐々に注目を集めていきたいですね。一風変わった学生たちが仮想通貨メディアで一旗あげようとしているらしい。そんなサイトがあるらしいよ、っていう流れを作っていきたい。そして、そのクオリティーが高いものである、という状況を、早ければ年内に作りたいですね。

 

——仮想通貨メディア、完成が楽しみです。

ありがとうございました。下山くんの会社の詳細は記事の最後に!

最後に

WAPインターンシップで最優秀という成績を収め、他分野でも次々と挑戦を続ける下山くん。

後輩たちが目指すべきパスホルダーの鑑として、スペシャルバージョンのWAPステッカー(※)を贈呈します!

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※WAPステッカー

2018年卒PPP本企画担当者が、2017年度インターンシップのパスホルダー全員に贈呈しているステッカーのこと。インターンシップにて最優秀評価を獲得し、かつ大学生活でもさまざまな挑戦をしているパスホルダーには、スペシャルバージョンのステッカーが贈呈される。

 

(通常バージョンのステッカーに比べて、ちょっとキラキラしています。)

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下山くん、貴重なお話ありがとうございました。

これからもご活躍をお祈りしております!

 

(取材/林、文・写真/徳元)

 


【下山くんの会社で一緒に働く大学生募集】

仮想通貨のメディア立ち上げを手伝ってくれる大学生インターン生を募集します。主な業務はライターですが、やる気と能力次第でマネジメントやビジネスデベロップメントなどにも関わっていただきます。
■待遇:時給1,000円程度
■勤務地:東京大学本郷キャンパス付近のオフィス(湯島駅本郷三丁目駅から徒歩5分)
■応募条件:週20時間以上勤務できる、やる気のある方であれば誰でも

■応募方法:[こちらのフォームからご応募ください]

docs.google.com

 

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