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【Works Way Worker インタビューvol.2】作曲家 内山仁志さん ——WAP→作曲家?自らの夢を実現し続ける内山氏のキャリア形成に迫る——

「若手にこそ最高難度の仕事を」
「圧倒的な成長」
と謳う株式会社ワークスアプリケーションズ(以下WAP)ですが、ここで得られる「成長」は、他のフィールドでも通用するのでしょうか。またその場合、WAPで培われた経験・能力は、どう活かされているのでしょうか?

「Works Way Workerインタビュー」と称するPPP(※)本企画では、Works Way(※)を始めとしたWAPでの学びを活かして現在WAP外でご活躍されている人のことを、敬意を込めて Works Way Workerとお呼びし、キャリア選択や成長の秘訣についてインタビューしていきます。

※PPP
Pass-holders' Peaking Project の略。2016年卒世代に立ち上がり、2017年世代から本格的な取り組みを開始されたプロジェクトのこと。
「自ら考え、セルフモチベートしながらチャレンジする」
というWAP共通の仕事のスタンスを、ワークスのリソース(同期の仲間含め)を 活用するようなプロジェクトをモチーフとし、入社までの期間で企画・実行する活動のこと。

 

※Works Way
WAPが掲げる行動指針。他責NG・なぜなぜ思考・コンティンジェンシープラン・ブレークスルー思考・ヒューマンスキルの5つから成る。

第3弾は、作曲家の内山仁志さん。学生時代から音楽家を志しながらもWAPへ新卒入社、6年勤めた後に作曲家としての新たなキャリアを歩み始め、今や有名アイドルグループの作曲を手がける同氏にお話を伺いました。

 

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内山仁志さん
作曲家、作詞家、編曲家、ボカロP、キーボーディスト。
1983年生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修在学中の2008年よりボカロPとして活動開始。
2009年より株式会社ワークスアプリケーションズにてITコンサルタントとして勤務。「COMPANY」のHR(人事給与系)の保守コンサルタント・EC(電子商取引)・BPOなどに従事した後、2015年に同社を退社しプロ作曲家としての活動を開始。
POP CLASSICをリスペクトしたエヴァーグリーンなメロディー・センスで
欅坂46やスティーヴィー・リッチー をはじめとするメジャーアーティストへの楽曲提供を重ね、活躍中。

WAP卒業後、「作曲家 内山仁志」の誕生

ーーまず始めに、現在のお仕事について具体的にどんな事をされているのか教えてください。

 2009年に新卒7期としてWAPに入社して、同社に6年ほど勤めた後に2015年6月末に退社しました。辞めてから作曲家としてのチャレンジをスタートして現在に至ります。

 簡単にこの仕事の説明をすると、基本的には、バットに当たった時だけ金がもらえる野球選手みたいな仕組みなんです。だから、イチロー選手みたいになると、10回打席に立って3回は塁に出るみたいな。10曲作って3曲採用されると、これはもうかなりイチロークラスですね。そうすると一塁もあればホームランもあって、要は打席に立つ回数がどんだけ多くても当たらなければ収入は0なんですよ。
 
 そういう完全に実力主義でやっていて、全然まだお呼ばれするほど何か成し遂げていないのであれなんですけど、そこで2年とかやってきて思ったのは、Works Wayって本当だなというか物事のどれかには当てはまるよなって事。つまり、フリーランスで仕事していく上で必要な事はここに詰まっているよなって思うので、それはWAPという場所で得た1番大きいものなんじゃないかなって思いますね。

——最近はご自身のブログの中でも、Works Wayについて取り上げてくださって本当にありがとうございます。後ほどもっと詳しくお伺いしていくのでよろしくお願いします。

 やっぱり会社を辞めて2年経って、いかにWorks Wayというのが普遍的なものかというのを日々思う事が多くて、ブログに書いていたんです。
(最後に内山さんのブログURLを載せています)

就職活動中に参加したWAPのインターンシップ

——私がWorks Wayっていうのを知ったのが、ちょうどインターンシップに参加してその説明を受ける中でなのですが、内山さんの場合は元々この存在を知って受けられたのですか?

 もう忘れちゃいましたけど(笑)。

 参加したのが2008年の2月で大学3年の終わりくらいに、就活の一環としてやったって感じですね。大学ライフの中には、就活とインターンシップは別物って考えるタイプの人もいるじゃないですか。特に夏のインターンシップは。だけど、僕の場合はなんて言うか受かりに来てました。

 就職活動の道の中で、WAPという会社に入りたい気持ちがまず先にありきで、そのためにインターンシップというやつに行かなければならなくて。その当時は2ヶ月丸ごと拘束されるって言っていたんですけど、まあ第一志望だったから、そのために参加してパスをとったって感じですね。

——実際にとれたって凄いですね。インターンシップに参加していて、記憶に残るような事などはありましたか?噂でテレビ番組に密着されていたというお話をお聞きしたのですが…(笑)。

 当時、TOKYO MXが『千原ジュニアのシャインになりたい!』(※)という番組を10年前くらいにやっていて、その時に取材クルーが来ていたんですよ。「どうやったら俺の発言が抜かれるんだろう」と考えて、「前と後にある編集点で切り取りやすいワンフレーズを連呼してたらたぶん編集しやすいから使われるに違いない。そこにWorks Wayっぽい事も入ってると、尚良いだろう」と思って、ちょっとゼロから考えてみようみたいな事を言ってやっていましたね。

※『千原ジュニアのシャインになりたい!』
TOKYO MXで毎週日曜日22:30〜23:00で放送していたテレビ番組。インターンシップで課題に挑む就職活動中の学生の姿をリアルに追跡する、新しいタイプの就活応援番組。WAPのインターンシップを取り上げた際に、内山さんは密着されていたとのこと。現在は放送終了。

 

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——やっぱりインターンシップで就活、という所にすごい魅力を感じていたんですか?

 そうですね。10分や30分とかの面接で本当に分かってくれるのかなって思って。で、この会社は1つの所に集めて完全に放置するらしいぞ…なんだその変態!面白い!と思って来てみました。

 実際に来てみて…ほにゃららシステムを作れって言われてカタログを書けって言われるじゃないですか。最初はそこそこ普通にカタログとか書いていた気がするんですけど、途中に「おいちょっと待て。俺は敷かれたレールを走っているだけだ。こんなんじゃだめだ」って、全部ぶっこわして最終プレゼンの時に、この問題を解決するのに本当にシステムが必要なのかどうかって所から限定して考えました。とりあえずシステムはくそだった。だけど、「良い度胸があってすごく良い面構えをしている」って話になって、お前来いよって話になったので、まあ入社後が大変苦労しました(笑)。基礎ができていなかったので。

新卒でWAPに入社して思うこと

——見事インターンシップを経て入社パス(※)を手にしたわけですが、なぜファーストキャリアとしてWAPを選んだのですか?

※入社パス
WAPのインターンシップで、高いアウトプット、およびそれに至るプロセスを 高く評価されて修了した学生に与えられる権利で、WAPの創業経営者である牧野正幸が2002年に考案した制度。 入社パス取得時に在籍している教育機関卒業後の3年間(2017年9月現在)なら、WAPへの入社権利をいつでも行使できる。 WAPの採用部門から専任担当が付き、充実したキャリアサポートも受けられ、新卒で行使する以外に 起業や留学など、さまざまなチャレンジに3年間を費やすことが可能。

 最初にこの会社を選んだ理由で1番大きかったのが学生時代の話。プロのミュージシャンになろうと思っていて、世の中にあるいろんな曲を聴いて「これ俺できなくはないぞ」と、ミュージシャンとして自信はあった。だけど、ちょっと待てよと。ミュージシャンとプロのミュージシャンがいて、ミュージシャンであることに自信はあってもその「プロ」っていうのは曲者で。つまり、俺は今アマチュアの学生でこの曲だったら俺も作れそうって思っているけど、たぶん違うなって思ったんですよ。こんなんだったら俺でもできるって思っている自分と実際に作っている人の間にあるのがたぶん「プロ意識」だったんですよね。

 じゃあそれを手に入れれば、俺が元から持っている自信とプロ意識を手にしてマジでできる。で、人気アイドルの曲とかを書けるはずだと思った。そして、音楽業界じゃなくてもプロはいるし、就職しようかなと。就職して音楽やればいいやと。

 きついけれども自分がプロになれる仕事を探そうと思ったので、おのずと外資とかベンチャーとかそういう会社をまわる事とか多かった。どこにでも通用するプロになろうと、そういう意味で言うと、初任給が高い事とフルフレックスだと、音楽側でちょっとタイトになっても何とかできそうだなと。

 あと、考える事を重視する社風。ここだったら俺腐らねえなって思ったんですよね。しがらみとか、上下関係や社内政治にエネルギーを使い過ぎて、肝心なミュージシャンとしての俺の心が死んでしまったら元も子もない。そうなってしまったら大きなリスクだから、そうならないような自由な社風で初任給が高くて働き方が柔軟にできる会社だったら多少きつくても目指す価値があるなって。自分が切り開いて行ける道の中で、1番頑張って手が届く会社ってどこだろうと思ったらWAPだったんですよね。本当に良かったなって思います。他の会社だったら6年も勤めていないと思います。

 

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——実際にWAPに入社してみて、働く環境や「働きやすいな」って思うことはありましたか?

 働いてみてのギャップとかの話ですよね。フィットとギャップってことでいうと、フィットでいうと、WAPは社外に向けて言っている事と社内に向けて言っている事が全くズレていない会社です。

 社外に対して、「うちはこういう考え方をもって仕事するんだ」っていう風に、リクルーティングの人とか阿部さん(WAP最高執行責任者)とか牧野さん(WAP代表取締役)が言っていると思うんですけど、言っている内容は社内に入ったらそうは言っても実際は…っていうのがあると思っていたんですよ。世の中いろいろ理想通りに行くとは思ってなかったんですけど、社外に言っていることと社内でやっていることは1対1でイコールです。なので、そこは今でも断固として変わっていないと思うので、今聞いていた話と入社後に聞いた話が違うという事はないはずです。それは自信をもって言えます。そこはまず1番大事な所で、企業理念が本当にその通りです。その通りなんで、そこがブレていないっていうのは凄い。

——インターンシップ中にそういう部分に惹かれたなって思ったら、やっぱり入社後も変わっていないということですか?

 そこは本当にそうです。逆にギャップって意味でいうと、ギャップはぜひお伝えしといた方が良いですね。ギャップというのは、会社のイメージとかに対するギャップではなくて働くという事に対するギャップです。もっというと実感ですよね。実際働いてみて感じる実感、その2つですね。理念は本物でギャップがなかったのが1つと、それから会社についてと業務について。

 業務についてで言うと思ったのは、1年目というのもあるんですけど最初に現場に入って仕事をしますという時にそこには思っていた仕事よりも全然ミクロな仕事なわけですよ。俺無力だなって。何を言われてるのかも分からないし、何をすれば良いのかも分からないし何かとりあえずしてみたが、それで良いのかも分からないし、でも分からなければ聞けば良いんだけどちょっと聞き方も分からない、みたいなそのレベルが最初は大変でした。

「頑張る」の基準値を上げてくれた人の存在

——大変な仕事をしていく中で、WAPに勤めてどんなことを感じましたか?

 「そうか、一般社会に出ると良い面構えだけじゃだめなんだ」と。目の前の物事をやっていかないとその先にはたどり着けないし、実際に動くシステムをちゃんと作らないとお客側からお金をとれないし、ブレークスルーとかかっこ良い事言っても…だから、そこがポイントでブレークスルーしろって言われてるのは本当なんだけどブレークスルーの正体は思っていたのとは違った。
 
 あとは、お金を稼ぐって大変だなって。儲けるって大変ですよ。ものを売らなきゃいけない。売ってお客さんからお金をもらうってものすごい大変なので、結局どんなに良いものだって売れなきゃしょうがないし売れなきゃ会社がつぶれてしまう。そんな中でお金を稼いでくるっていうのは、本当に万能のスキルですよね。だから営業は良い経験になると思いますよ。

——聞けば聞くほどフリーランスに結びついている気がしてきました。

 僕自身がモノを作る側の人なので、逆に言うとそこに足りないものを補ってくれたのは阿部代表の言葉ですかね。阿部さんが、まだ会社が7.8人の時から1000人規模の契約をとってこなきゃいけない話をするわけですよ。僕も、欅坂とかの仕事をとってこなきゃいけない時に、大御所の作曲家とかが同じ土俵で出てくるんですよね。じゃあそこで作曲をしましょうって時に、勝ちのシナリオを書いてそのシナリオ通りに事を運んで最終的にレコード会社のディレクターがいて秋元 康さんがいて何を求めているのか、お客さんがいてそこにどうアプローチしたら良いのか…みたいな事を阿部さんが話していて。直接役に立つかっていったら分からないですけど、それが支えになりました。阿部さんがあのレベルの話を惜しみなく話してくれたのに、できないのは申し訳ない。

——直接的な支えっていうよりもそういう人の存在は大きいなって事でしょうか。
 
 WAPならではの得られた事と、WAPじゃなくても働く事で得られた事があると思うんですけど、勤めておいて良かったって思うのは、頑張るの基準値はすごく上がりました。つまり、すごく頑張らなきゃって思ったとするじゃないですか。頑張るのレベルが低いものしか知らないと、そもそも頑張り方が分からない。でもWAPにいて直面したいろんな頑張りを見ていると、これぐらいやばい状況の時に人はこれぐらい脂汗を流してこれぐらいの状況が存在するんだ。自分ができるかできないかはともかくとして、世間一般に言われる偉大な人とはこれぐらいなんだと距離感がつかめる。そう思うと、いろんな物事との距離感が正しく掴めますよね。例えば、メジャーな曲を書こうとすると、大変さの検討をつけやすくなるんです。その検討がついてない状態が、世の中なめてるって状態なんですけど(笑)。自分がそうだった状態が理解できました。

 80点の答えがある中、80点にもいけないようでは論外。よく「WAPの仕事では答えのない課題に取り組む」って言っているのは「80点で諦めるな」って事なんですよ。答えがないっていうと自由に答えを作っていいかのような錯覚を覚えるんですけど、その答えをお客様が求めていなかったら意味がないじゃないですか。そうではなくて、お客さんの求めていることがあってその通りにやるっていうのが80点の答えとしてあるんですよ。牧野さん達が言っている答えのない問題って言うのは、「そこで80点を出している程度だからだめなんだ。その100点120点の可能性はまだあるよ」って話で、それが大事です。

 

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経営者になる決意は仕組みの大事さを学んだから

——結構時間的にも難しいとは思うのですが、最初から社会人と音楽家の両立っていうのは考えていたんですか?

 そこ狙いです。結局仕事ばっかりになっちゃいましたけど。

 今だからコーライト(※)っていう手法で、人とやっていく。納期があって人とやってたら絶対にやりますって。その枠の中に自分が飛び込めば、年間100曲のように楽曲を作っていくことができるんですよ。

※コーライト
正式名称「コーライティング(Co-Writing)」。メロディ、トラック、編曲、歌詞、仮歌など、各クリエイターが得意分野を活かして共同で作曲をすること。

 

 こういうことに気づいたのは、会社で仕組みの大事さを学んだからなんですよね。会社って言うのも1つの仕組みなわけじゃないですか。「会社なんですよ、この時間に来るんですよ」っていう仕組みがあるだけで、5000人が朝電車に乗って会社にやってくるってすごいことじゃないですか。決まりとか仕組みって目に見えないけどすごいんだなって。だから自分で自分のルールを作って自分が経営者になろうって思ったんですよね。…っていうところに達するまでには大変で、入社してから趣味のレベルでしかなかったなって思いますけどね。

 あとは、「ハードワークなのになぜ働きやすいのか」。ここがポイントで、トータルの働く時間っていうのは決して仕事の大変さとイコールの概念ではないんですよね。何がポイントかというと、会社には空気って言うのがあるんですよ。つまり、育休がとりやすい空気とか、子どもができたので産休に入りますって言いやすい空気…どこの会社にも就業規則には書いていないけど想像以上にある。

 WAPとかこういう会社にそういうのがないっていうのは革命的で、やらされて働く時間よりも自由に働く時間の方が楽なんですよ。だから、本当にやらされ仕事にならない方が良いなって思います。女性が働いていくって意味でも、女性が一生働くなんていうのは当たり前で、普通でしょって言う空気の場所。しかも一社目で行くって言うのはすごく大事で、一社目がすべてを決めるんですよ。働くってどういう事か、せいぜい頑張ってこんくらいだろうっていういわゆるガラスの天井が見えてしまうと、自分の可能性をそこでストップしてしまう。そういうことを良しとしない会社に行くことをおすすめします。

——6年3ヵ月ほどWAPで働いた後、作曲家としてのキャリアをスタートされたわけですが、作曲家になるタイミングに明確なキッカケはあったのですか?

 20代の時に出した明確な目標があって、1個は金額を決めて貯金しますって言うのと、もう1個は結婚しようと思っていたんです。実際30歳と1ヶ月で結婚したので、予定通りなんですよ。人生の伴侶も問題解決力の高いクリティカルワーカーであった方が良いだろうって思っていたので、実は社内結婚を狙っていたんだよね。社内で見つけようって思ったのも、寿退社目的のOLの方みたいな事言ってますけど、その逆パターンみたいな。フリーランス独立起業目当てのキャリアウーマンと結婚目的の男みたいな感じで、今実際そうなっているんです(笑)。

Works Wayは1人で生きていくための1番の指針

——話を戻して、ご自身のブログやインタビューの冒頭でもおっしゃっていましたが、内山さんは様々な人と関わる中で、Works Wayが役に立っているということですか?

 1人で生きていくという1番根底の部分です。その上で、1番適した指針だと思いますね。5つある中で、とりあえず「他責NG」(※)っていうのは素晴らしいなって思います。5つともフリーランス向きですよね。元々WAPというのがフリーランスの集合体のような存在というか、非常に個人主義の傾向が強い会社なので、そうやって個の力を最大限に発揮して何かを実現するという意味では、過不足なくまとまった良い指針だなと思います。

※他責NG
「誰かの〜」「何かの〜」「時間の〜」という条件のせいにしない仕事の姿勢のこと。

 例えば、他責NGは社内の評価項目に入っていたんですけど、評価項目って、他責していないか・それ何点ですか、とかの上の方に「困難な状況下であっても、他責せずに問題解決を行っている」っていうランクがある。この「困難な状況下」っていうのがポイントで、どれだけやってもだめでどうしたらいいんだろうって時に人のせいにしないって方がおかしい。人のせいにしたいしお客さんのせいにしちゃいたくなるし、製品のせいにしたくなるし、いろんなもののせいにしたくなるし…それを戒めている言葉なので他責NGがとても苦しいです。だから程よく他責NGのことを忘れないと病んでしまう。1番難しいものだなと思います。

——だからこそ他責NGを1番大事にしてるってことなんですね。

 そうですね。元々やっぱりどんな時でもそうなんですけど、作曲する時に自分の曲がコンペ式っていって、100曲のうち99曲は没になってしまって、送っても送っても梨の礫(なしのつぶて)なんですよ。そこで、何がいけなかったのかを自分で仮説を立てて仮説を検証して、次の曲をまた書いて最終選考に残ったけどまた連絡なしで…いろんな観点から考えて答え合わせは次の曲。そんな感じですね。

——仮説を立てていって100曲の中から1曲選ばれる曲になるっていう積み重ねなんですね。

 

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人生の大事な時こそ直感が大事

——では最後に、現在就活をしている学生に対して一言あればよろしくお願いします。
 
 働くって楽しいですよ。働く事でついに社会の一員になる。辛かろうが楽しかろうが、いずれにせよ働くと気分が良いんですよ。

——働くと気分が良い会社を見つける秘訣ってありますか?

 やっぱり素直に自分がここ良いなって会社に行く事じゃないですか。結構頭が良い人ほど論で考えてしまいがちなんですよ。論で考えて納得がいかない時は辞めた方が良いし、今の世の中ではエビデンスって言葉もあるけれど、数字や言葉にできるもののように、理論的に説明できないといけないんじゃないかって勝手に思ってしまっている所があると思うんです。でも、人生の大事な時こそ直感を大事にして欲しいって思います。

——直感を忘れずに就活しようということですね。本日は貴重なお話ありがとうございました。

最後に

WAPでの学びを活かして現在もご活躍されている内山さん。
その姿はまさに「Works Way Worker」(※)と言えるでしょう!

Works Way Worker の証として、こちらのステッカーをぜひお受け取りください!

 

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※Works Way Worker (WWW)
Works Wayを始めとしたWAPでの学びを活かして現在WAP外でご活躍されている人のことを、2018年度入社パス行使者は敬意を込めてWorks Way Workerと表現しています。

 

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インタビューを終えて


このインタビューのために貴重なお時間を割いて、WAP本社までお越しいただきありがとうございました。私たちは全員初めてのインタビュー企画を前に緊張していましたが、笑顔溢れる和やかな雰囲気で終始過ごすことができました。元から偶然にも自身のブログでWorks Wayを取り上げてくださったこともあって、その話題が多かったですが、中でも「子育てにも他責NG」とおっしゃっていたのが印象的でした(笑)。

学生時代の頃から音楽家の夢を志していたということでしたが、新卒でWAPに入社するという決断、そして6年会社員を経てかねてからの自身の夢を作曲家という形で実現して活躍されている姿は、就活中の学生に強く響いたと思います。

改めて、内山さん、素晴らしいお話をありがとうございました。


(取材/紫雲・山岡、文・写真/外崎)

 

内山さんのブログはこちら

www.penguins-cowriting-days.com

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入社パス - Wikipedia

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