唯一の失敗は、学ばないこと。アメリカ、シリコンバレーで学んだこと
みなさん初めまして。株式会社ワークスアプリケーションズ(以下WAP)2018年入社予定インタビュアーの中山です。
今回は、PPP※事務局長で、2018年入社予定の前川拓寛くんへのインタビューです!
(PPPに関しては、最後のリンクをご参照ください!)
何を軸に人生の選択をしたらいいのかわからないと悩んでいる方、
もっと自分の選択に確信を持ちたいと思っている方必見です!
(インタビュアー:中山)
<前川くんのプロフィール>
前川拓寛
今年(2017年2月)WAPインターンシップのGATE TO DISRUPTORの特
権でシリコンバレーへ。(行き先、及び特権の詳細は変更になる可能性
がございます)
現在、PPP事務局長※を務めており、インドに留学中。
GATE TO DISRUPTOR= WAPのインターンシップで、アウトプットとそれに至るプロセスとがDisruptiveに優れていると認められた学生のみに与えられるキャリアプログラムのこと。詳しくは最後のリンクをご参照ください!
ーー18年卒PPP事務局長を務める前川くんは、しっかりしていて、とても気さくな印象ですが、自分でどのような性格だと表現しますか?
やりたいことやる、わがままな性格だと思います。
自由に生きたいという気持ちが軸にありますね。
——積極的な性格になったきっかけ、経験を教えてください!
かなり遡りますが、中学時代の部活の部長を経験した時です。その頃の僕は、他人の期待に応えるため、期待を裏切らないために、が目的となっていました。元々は楽しくて自分がやりたいからやっていたのに…。
引退式の時、先生からの言葉で、自分が今までやっていたことが違っていたと気づかされました。先生からの期待に応えるために頑張ってしまって、チームを勝たせるリーダーとして導くことが出来ていなかったんです。
それ以来、本質は何かじっくり考えるようになりました。
細かい目標に向かって、逆算して計画を立て、一回一回達成していたかどうかを振り返っていました。細かい失敗はしていたけど、その都度改善していたので、高校から現在まで、大きな挫折をしていないのだと思います。
でも、今思うと”出来る範囲内”での目標を立てていました。
今のように”出来る範囲外”のことも挑戦しようと思えるようになったのは、今年(2017年)の2月に、WAPのインターンのGATE TO DISRUPTORの特権で、アメリカのシリコンバレーに行った経験からです。
——シリコンバレーでの経験で、自信がついたということですか?
自信とはまた少し違って…
なんで挑戦出来ないのかって、恐いから。でも、挑戦している人は恐れずにとりあえずやってみていますよね?
やった方がいいことも、恐れてはいけないこともわかったけど、どうやって乗り越えているのかが、わからなかったんです。
”恐さ”がそもそも性格的にないのか、先にそれ以上の学びがあると考えて行動に移せているのか?と…。
シリコンバレーで、Udacityの創設者であるセバスチャン・スラン※とパネルディスカッションした時に質問しました。
セバスチャン・スラン
Google X創設者・現Udacity共同創業者兼CEO
WAPのCOMPANY Forum 2015のメインゲスト
詳しくは最後のリンクをご参照ください!
彼に、失敗の”恐さ”について聞いたんですか…
『そもそも失敗という言葉を使っているから恐怖心が生まれるんだよ、唯一の失敗は、学ばないこと。恐さがないのではなくて、失敗の意識の仕方が違うね。』と言われて、すごく納得できたんです!
自分の中で失敗の基準が変われば、失敗ではなくなる。そこから、挑戦することの恐怖心はなくなりました。
——なるほど!唯一の失敗は学ばないことってすごく納得ですね。そこから、何か挑戦していることはありますか?
前提として、挑戦することは目的ではなく手段であるべきだと考えます。僕は、やりたいことをやって自由に生きたいという目的のために、知らない世界に飛び込み自分の幅を広げる必要がある。だから、挑戦しています。
幅を広げるとは、友達の幅、行動範囲の幅など、将来的に可能性を広げるということです。例えば、留学。
将来海外で働いてみたい、WAPで開発に行きたいという思いから、現在インドでjavaを学びつつ、現地の言葉や文化を知って、考え方をも学ぼうとしています。ただの語学・IT留学ではなく、会社に入ってからをイメージしながら、過ごしています。
——将来どのようなことをしたいのか、ビジョンを詳しく教えてください!
今の自分のビジョンは、5~7年ワークスで働き、そこで付けた力を活かしてさらに自分が楽しめるような環境に飛び込みたいです。その先は、考えていないです(笑)今考えられる範囲だと、海外勤務やベンチャーなどは面白そうですね。
あくまでも、僕にとってビジョンは”方向性”なんです。
自由に生きたいというのが、人生の軸です。その都度、幅を広げるためにどうしたら最善なのか考えて、進むべき道を決めて行きたいです。
つまり、自分の中でのビジョンは、絶対に達成したいものではなく、どの方向に向かうかという道しるべみたいなものなのです。
だから、今のビジョンはまた変わってもいいと思っています。
どの方向に向かっていくのか定めたら、仮説を立て、PDSを回しています。PDSを回さないと、行動の意味がバラバラになってしまい、結局前に進めなくなってしまいます。たとえ遠回りしたとしても、同じことを繰り返さなければいいこと。それに気づくためにもPDSを回すことは重要ですね。
——やりたい事の軸が決まってなくて進路の決断に迷う学生もいると思いますが、アドバイスはありますか?
やりたい軸が決まってない人は、軸を決めること・ビジョンを掲げることを"この先何年もかけて登る山を決める"と考える人もいますが、僕はそこまで重く考えなくてもいいと思います。というのは、ビジョンはPDSを回すごとに変化してもおかしくないからです。だから僕は、山を登るのではなくビジョンに合わせて"波に乗る"ようにしています。ただ、その時々のビジョンに合わせて、波の大きさや方向を判断することは重要です。
——やりたい事を決めるというよりは、方向性の軸が必要だということですね!では、大学卒業と同じタイミングで入社パスを行使する決断をした理由何ですか?
入社パス=WAPのインターンシップで、高いアウトプット、およびそれに至るプロセスとを 高く評価されて修了した学生に与えられる権利で、WAPの創業経営者である牧野正幸が2002年に考案した制度。 入社パス取得時に在籍している教育機関卒業後の3年間(2017年9月現在)なら、WAPへの入社権利をいつでも行使できる。 WAPの採用部門から専任担当が付き、充実したキャリアサポートも受けられ、新卒で行使する以外に 起業や留学など、さまざまなチャレンジに3年間を費やすことが可能。
これは、かなり迷いました。
1つ目の理由は、インターンでの同期と一緒に入社したかったからです。優秀さを知っていたからですね。
2つ目の理由は、今海外に行くか、将来海外に行くのかを考えた時に、将来の方が、ビジョンの方向性が定まっていて海外に行っている間の学びが大きいと考えたからです。今は、短期で海外に行き、新卒で入社することを決めました。
——話していると、前川くんには不安がなさそうに見えますが、就活で”不安”を持っている学生にアドバイスはありますか?
ははは、能天気に見えますか?(笑)
冗談はさておき、まずはなぜ不安が生まれるかから考えましょう。
僕は「自分の選択が間違っていたらどうしよう」という恐怖心から不安が生まれるのではないかと考えます。
しかし、何が間違いで何が正解なんでしょうか?
WAPでのインターンシップ中、社員さんに『社会人には、答えがない』と言われたことがあります。テストには答えがありますが、社会に出たら答えなんてありません。つまり「自分の中で何をどう正解と定義するのか」が重要なんです。
そのために自分の軸に沿った計画を立て、挑戦して振り返る(PDSを回す)。”軸からずれずに”これら全てができれば正解です。なぜなら、目標が未達成に終わっても、軸に沿ってそこから学べば、軸の方向に進むことができるからです。これができれば、答えのない世界に恐怖することはないと思います。
これは、自分の自信に繋がり、更に新たな挑戦をすることが出来るのです。
ここまでをまとめると、僕が言いたいことは2つあります。
「ビジョンは将来の方向を示し、PDSを回す軸となり、その軸は変化し続けるものである」
「自分の中で正解を定義できれば、全ての挑戦が自信となり、さらなる挑戦をすることが出来る」
——では改めて、WAPを選んだ理由を教えてください!
自由度の大きさです。時間(入社前の3年入社パスや PPP、入社後のカムバックやクレックスタイム制)、お金(一般的な他の会社より多くもらえる分、何に投資するかの自由度が高い)、挑戦できる環境(期待値が大きい分、動ける)などです。
自由に生きる手段として、一番いいのがWAPでした。
——ありがとうございます。前川くんの生き方・考え方をよく知ることが出来ました。最後にこのブログを見ているであろう入社パスホルダーの皆さんにメッセージをお願いします!
WAPは、都合のいいフィールドを選べと言いますよね。僕もその通りだと思います。なんで自分にとって都合がいいのかをしっかり考えてください。そこで自分なりの答えを作ることができれば、入社後も自分を持って挑戦し続けるはずです。今回の記事を読んで分からなかったことや聞きたいことがある人はFacebook等でご連絡ください。是非お話ししましょう!!
前川くんの話は、どんな質問に対しての返答も一貫していましたね。実力は日々のPDSを回し続けているから!私も今すぐ実践し、将来の可能性を広げる行動をしていきたいと思いました。本当に貴重なお話ありがとうございました!
次回は、女性目線でWAPの魅力を語ってくれた入社パス行使者の弘田さんにインタビューを行う予定です!乞うご期待ください。
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PPP=Pass-holders’ Peaking Project の略。
2016年卒世代に立ち上がり、2017年卒世代から本格的な取り組みを開始されたプロジェクトのこと。
「自ら考え、セルフモチベートしながらチャレンジする」
というWAP共通の仕事のスタンスを、ワークスのリソース(同期の仲間含め)を 活用するようなプロジェクトをモチーフとし、入社までの期間で企画・実行する活動のこと。
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