「きっと自分には無理だろう」 そう思っている人へ最優秀賞を取った女子からメッセージ
今回は、就職活動と並行しながらインターンに挑戦し、インターン突破者の中でも数少ない最優秀の成績を収めた女子、真理子さんへのインタビューです!
笑顔が素敵な真理子さんですが、難関と言われるインターンでワンランク上の成績を取れたのはどんな人だったのか。「きっと自分には無理だろう」。心のどこかでそんなふうに思っている人にこそご覧いただきたい内容となりました。是非どうぞ!
内定者インタビュアー:吉川(文系女子)
――真理子さんは留学をしていたため今年の9月に大学を卒業したばかりということでしたが、インターンに参加したのはどんな時期でしたか?
「今年の冬(2016年2月)なので、いわゆる就職活動の時期ですね。ベンチャー系の会社をふんわり見ていた時期。大手と比べるとそれほど間口が限定されてなかったり、募集時期も何回かあったりするし、がっつりというわけでなく、興味のあるところをじわじわ見ていました。今考えるとちょっと呑気ですね」
――インターンを知って参加したきっかけは?
「登録していた就活サイトから、インターンの案内のメールとかが来るじゃないですか。たまたまそれで見たんです。普段はあんまり興味を持たずちゃんと見ないんですが、本当にたまたま目に留まって。そしたら結構な額の賞金が出るって書いてあって、まず興味を持ちました。とりあえず説明会に行ってみようと」
――たまたま一通のメールから始まったんですね。
「そうでした(笑) 説明会の日程もなんとか合ったので」
――インターンではプログラミングを扱いますが、真理子さんはそれまでプログラミングの経験はありましたか?
「HTMLやCSSをちょっとかじったぐらいで、プログラミング経験者とは言えないくらいでした。でもそこに関しては、周りの参加者もやったことない人が多かったから、やればできるかなと。特に構えていたわけでもないです」
私が参加した回でも、プログラミングは初挑戦という人の方が多かったように思います。そのことを過剰にハンデだと捉えている人もいれば、真理子さんのように「やってやれないことはないだろう」と捉えている人もいました。偶然見た一通のメールによって参加を決め、なんとかなる精神で挑んだインターンを、彼女はどのように突破していったのでしょう。
「今思えば、最初の方は、周りも頑張ってるし頑張らなきゃぐらいだったのが、後半のあるところで『やばい!』と焦り始めたタイミングがありました。最終提出用のいわばそれで全てが決まるような課題の骨格を社員の方に見てもらった時に、『なんで?』を連発されて。自信を持って答えることもできず、冷たく突き放されたような気分でした。ちょうどその時期は他社の面接の予定も入ったりしてきていて、この先のスケジュールを考えると、このままじゃ課題自体終わらないなと大焦りしました」
「そんな状態だったので、これはやばいと思って。考えたことをばさっとまとめて、自分から社員の方に意見をもらいに行きました。一回目はそれでも全然だめでまた来てね、と。指摘を参考に考え直し、その日のうちにもう一度見てもらいに行きました。そうしてやっと、これでいけそうだと目処が立ちました。それでもスケジュールはきつきつだったんですが……」
――具体的には、何をどうして『いける』ってなったんですか?
「原点に戻って考えました。もともと考えていた案に対して社員さんから『なんで?』を連呼されるうちに不安になって、一度別の方向で行こうかなと考えたんです。でも最初の案が捨てきれなくて。それで原点に戻って自分で『なんで?』を繰り返して本質を考えていった結果、きちんと論理的に説明できるようになったんです。できたものは一見すると最初と同じなんですが、中身は違うという。
指摘が的確だったおかげだと思うので、MSさん(フィードバックをくれる担当の社員さんのこと)は本当に偉大だなと思っています」
実はこの時期は、真理子さんが参加した会場全体でも行き詰っている人が多く、閉塞的な雰囲気になっていたそう。百人単位の人がひしめく会場で全体的に士気が落ちているというのは、想像以上にしんどい状態だったのではないかと思います。また、捉え方によっては「周りも行き詰ってるし……」と妥協してしまいそうな局面でもありますが、真理子さんはむやみに他人と比べることなく、自分のペースをしっかり先まで見据えて行動を起こしていたようです。
――真理子さんは最優秀の成績でインターンを突破されていますが、自分がそう評価された理由って何だったと思いますか?
「正直なかなか自分ではわからなくて。自分のアイデアを体現することはできましたが、プログラミングで作った製品の出来がものすごくよかったというわけでもない。強いて言うならアイデアの全てにきちんと理由があったことかもしれません。『なんで?』って言われるのが怖かったから(笑) 全てに筋の通った説明ができるようになっていました」
――MSさんの指摘を有効活用できてたんですね。
「あ、そうかもしれない。指摘が貰えるタイミングでは全力でぶつけていたので、それがよかったのかもしれないです」
――そうやって乗り越えたインターンを通して、得られたものはなんでしたか?
「プログラミングをやってみて思ったことですが、プログラミングって嘘をつかないので、きちんと動かすためには何度もトライ&エラーを繰り返す必要がありますよね。そういう意味での根性がついたかもしれないです。
あと、わからないことがあった時に聞く・調べるじゃなくまずは自分で考えるというのが習慣になったと思います。調べるにしても一度予想を立ててから調べないと、身にならないというか」
――調べてわかったらその時には対処できても、同じ問題に突き当たった時にまた調べないといけなかったり。自分の頭で考えてから対処するとそれがそのまま身につく……。
「そうそう。身につく質が変わる、ということだと思います。
あ、あとやる気になればなんでもできるんだって思いました。結局はやる気というか。やりたいって思う情熱があればなんとかなるな、と」
そんな実感を得た真理子さんは、これから入社までの間に、フィリピンでのインターンに参加する予定なんだそう。現地の人との折衝役のような役どころということで「大変そうですね」と言うと、「やる気になればなんでもできますよ」と、軽やかにおっしゃっていました。
(こちらはメキシコ旅行中のお写真)
――経験してみて、ワークスアプリケーションズのインターンを、どんな人に薦めたいと思いますか?
「私は、やりたいことが見つからない人とか、何していいかわからないという人に薦めたいです。起業したい! っていうような人とか色々な人が参加していますが、社会のことや就活のことをまだ考えたことない、とかいう人こそ行ってみたらおもしろいんじゃないかと思います」
――なるほど。それでは、最後に何か言っておきたいことはありますか?
「えーっと……普通の人でも突破できるので頑張ってくださいと言いたいです。東大とか、起業してるとか、すごい人たくさんいますよね。それと比べたら自分普通だなあと思ったりするんですが、そういう『何か持ってる』人じゃなくても突破できます。インターン内で言われること、MSさんの指摘も含め、そういうものをきちんと拾い集めて消化できたら、普通の人でも大丈夫なので頑張ってください。……っていうメッセージです(笑)」
――メッセージ、お届けします! 本日はありがとうございました!
「ありがとうございました!」
ワンランク上の成績でインターンを突破した真理子さんは、「普通の人」ではなく「優秀な人」なのだと思いますが、メッセージに込められたものには説得力がありました。『何か持ってる』人だけが優秀なのだとは限らない。経験することで成長できるだけでなく、今まで自分でも見えていなかった能力を発掘できるというところが、このインターンの醍醐味だと言えそうです。
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